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2019.09.09

こどもの着物

 前回の七五三の話関連づけて、こどものお着物の話をすこしお話させてください。

お着物好きな方が多いのでちょっとした雑学、着物知識のお話です。

お誂えなどの普段のお店の話はでてこないので興味のある方だけ目を通してもらってかまいません(^^)

 

 

 実はこどものお着物は大人と仕立て方が違います。

こどもの大きさによって大きく3種類の仕立て方があります。

一つ身 …誕生から3歳(お宮参りや3歳の七五三等)

三つ身…2歳から5歳(3歳の七五三等)

四つ身…7歳から8歳(7歳の七五三等)

(年齢はあくまでも参考です)

 

13歳の十三参りから大人と同じ本断ちという仕立てになります。

反物を着物に仕立てるのに裁断する仕方が違うことから区別されています。

一つ身が見た目に一番わかりやすく、背縫いのない仕立てです。

 

こどもの着物を着るイベント・節句は?

お宮参り

七五三

十三参り

桃の節句

端午の節句

お正月

といったのが主でしょうか。

親族の結婚式で着るのもいいですね!可愛いので注目の的です〜っ

 

初宮参りに着せた一つ身を肩揚げ・腰揚げと、四角いままのお袖に丸味をつけるように仕立て直して3歳の七五三で使用できます。

その時は大人と同じように袴を穿かせたり帯付けで着せるのもいいですし、兵児帯があればこどもの体も楽で簡単に着せられますよ。袴や帯付けでない場合は被布というベストのような袖なしのコートを着物の上から着せるのが一般的です。

 

3歳の時に7歳で着ることを見越して四つ身を仕立ててしまう手もあると思います。揚げで成長とともに調整して長い間着れるようになります。

生後から13参りまでは最低、一つ身と四つ身の2着で事足りるのではないかとおもいます。

 

小さい時の短い間にしか着れないお着物というのはすこし勿体ない気もしますが、お子様が元気に成長している証拠ですよね(^^)

着れなくなったお着物を節句のときなどに飾るのもおススメですよ。

長い間飾っていると紫外線や蛍光灯で色焼けしてしまう恐れがあるので、飾りっぱなしは推奨いたしません。(飾りたい気持ちはすごーくわかります。笑)

 

 

 

今後なにか皆様から「こんな話が聞きたい。」「教えてほしい」ということがありましたらぜひ仰ってください。

できる限り答えさせていきたいと思っております!