ブログ

2021.05.19

成人式に着た振袖を結婚式の花嫁衣装に!

成人式に着た振袖を結婚式の花嫁衣装に!

お母さんがつくってくれた大事な振袖。
結婚のこの晴々しい機会にもう一度着たい!
そんな相談をよく受けます。
もちろん成人式と同じように帯付けで着るのも一つの手ですが、
花嫁と言ったらやっぱり打掛姿と引き振袖姿ではないでしょうか!

こちらはお持ちの振袖を結婚式で着たいからと相談に来てくれました^^

振袖にフキを入れて花嫁衣裳(打掛)へ仕立て替え(お直し)したビフォーアフター写真

打掛は掛下という着物を着た上に羽織る(打ち掛ける)姿。
背中の柄が一面に見えて、裾にはふきという綿入れがついています。

打掛 赤

引き振袖は成人式と同じように帯付けですが、こちらも裾にふきをつけて裾を引きずるように着付けます。
↓引き振袖姿の撮影

振袖を花嫁衣裳に仕立て直した事例ご紹介

おかだやではお持ちの振袖をこのように花嫁衣装に仕立て直しもしています。

裾を引きずるので通常の寸法よりも身丈は長いです。
大抵振袖は内揚げといって帯に隠れる位置で身丈の縫い込みがあるのでそれを解いて長くします。

おかだやのオーダーメイドの振袖を振袖(帯付け)と打掛の実際着てみた比較写真です!

同じ着物を仕立て変え。振袖にフキを入れて、花嫁衣裳の打掛へ変えた比較画像。

このように振袖だと帯で隠れてしまう背中の柄が全部見えるようになります!

前側も…振袖だと貝桶の柄がメインに出ますが、打掛だとそれより上の帯で隠れる部分の柄が見えるようになります。
あと見えなかった八掛も見えるように。おかだやの振袖はそのために下前の八掛まで柄を入れているんですよ!

柄を考える段階から振袖姿と打掛姿どちらも考えてデザインしています。
豪華絢爛に全体に柄が入っているのはそのため!
このI様の振袖、二人の姉妹さんに成人式前撮り・成人式・卒業式・お姉さんの結婚式とたくさん着てもらっています。

成人式だけと言わず沢山振袖を着ていらっしゃるのをお伺いすると振袖をつくった甲斐があったなぁと嬉しくなります。